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原爆体験 六七四四人・死と生の証言
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 169389 位
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情熱と科学的調査
本書は、厳密な社会調査方法論に基づいて数十年にわたって行われた研究の集成です。著者は情熱を込め、怒りと悲しみをこらえながら地道に聞き取り調査を続けてきました。本書が貴重なのは、そこにかけられた労力のみにあるのではなく、徹底して科学的方法を追求した研究であることです。本書がぜひ英訳されることを願っております。
間違いでは。。。
三木実さんのコメントの「某大新聞でノーベル賞受賞者O氏が絶賛していたので期待して読みました」に関して、三木さんの仰っている本は広島市原爆体験記刊行会編の「原爆体験記(朝日選書42)」ではないでしょうか。O氏の「ヒロシマノート」にもこの「原爆体験記」の存在について触れられていますし、その発行を強く希望している旨が書かれていました。
僕はこの「原爆体験 六七四四人・死と生の証言」を通読したことがありません(便宜上星を5ついれてあります)ので、この本の正式なレビューを求めている方には不適切な内容となっています。ただ、三木さんのレビューを読んでこの「原爆体験 六七四四人・死と生の証言」をO氏の絶賛する「原爆体験記」と誤解する方がでないように、またO氏の名誉を守るため敢えて書き込ませていただきました。
またこのレビューは三木さん個人を誹謗、中傷する目的で書かれたものではありません。O氏以降の三木さんのコメントは三木さん独自の感想、意見であり、僕のレビューによりおとしめられるべきものでは決してありません。
これが社会調査なのか?!
某大新聞でノーベル賞受賞者O氏が絶賛していたので期待して読みました。が、とても現代の社会科学、社会調査のレベルに達している内容ではなく、唖然としました。まず、著者本人もすすんで認めている「調査票の抜き取り」が行われ、貴重な調査票のかなりの部分が事前に作為的に破棄されている。さらには生活史調査なども行ってきたはずの著者なのに、どこにも被爆者の「生活」や「人生」が描かれていない。それは被爆者の家庭環境、職業経歴などライフコース分析をいっさい捨象した調査票自体にあると思われるのだが、最悪なことに肝心の調査票すら本書には収められていない。滑稽の極は石田忠氏による「総括表」なるものである。『原爆は人間の思想的営為を活性化する』というきわめて単純化され、読み取りかたによっては原爆がデメリットだけではないかのごとき滑稽なテーゼは失笑を誘う。付随する幼稚な分析を平易に言いなおせば「原爆で深刻な被害を受けた人ほど、原爆や戦争に批判的な態度をとる。」というきわめて自明な内容にすぎないのだ。40年間もの時間と金をつぎ込んでこの程度の「総括」しかできないとは、そのこと自体がわれわれに問いかけるものは余りに深刻で大きな問題である。
岩波書店
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